面接・小論文対策キーワード

二次試験、面接・小論文対策にも使える医療時事キーワード。

以下の記事は2018年時の記事です。

Vol.15 「パターナリズム」

強い立場にある者が、弱い立場にある者の利益になるようにと、本人の意思に関わらず行動に介入すること。「父権主義」ともいう。特に医療分野においては、医師が患者の意思を軽視して「患者のためになる」という判断で処置を行うことをいう。

■用例
・ 患者に接する際に過度なプロ意識を持つことはパターナリズムに陥る要因になりえる。
・ 医師と患者の間には情報の非対称性が存在する。こうした情報の格差をなくす努力をしていくことがパターナリズムを脱するために必要なことである。

Vol.15 「インフォームド・コンセント」

医療行為や治験などの対象者が、治療の内容についてよく説明を受け十分理解した上で、対象者が自らの自由意思に基づいて医療従事者と方針において合意すること。

■用例
・ インフォームド・コンセントは1960 年代のアメリカで「医師から説明を受ける権利」として考えられるようになったが、日本においては1990 年代になってから重視されるようになった。
・ インフォームド・コンセントと対照的な考え方としてパターナリズムがある。医師が詳しい説明や告知をせず、患者のために良いと思う措置を取る。「安心して私に任せてください」という接し方だ。

2018年度版 / 2017年度版 / 2016年度版 / 2015年度版

Vol.29:
相対的貧困
Vol.28:
ドラッグ・ラグ / マイナンバー
Vol.27:
混合診療 / 保険外併用療養費制度
Vol.26:
パリ協定
Vol.25:
FTA(自由貿易協定) / 保護貿易 / ポピュリズム
Vol.24:
TPP / EPA(経済連携協定)
Vol.23:
ビッグデータ / AR(拡張現実)
Vol.22:
第4次産業革命(インダストリー4.0) / インターネット
Vol.21:
ロボット / 人工知能(AI)
Vol.20:
LGBT / いじめ
Vol.19:
クオータ制 / 同性婚
Vol.18:
ノーマライゼーション / ポリティカル・コレクトネス(PC) / ヘイトスピーチ
Vol.17:
利益相反 / エビデンス / 医療事故
Vol.16:
オートファジー(Autophagy)
Vol.15:
パターナリズム / インフォームド・コンセント
Vol.14:
チーム医療 / セカンド・オピニオン / アドボカシー(アドボケイト)
Vol.13:
社会保障 / 課題先進国
Vol.12:
総合診療医 / 在宅医療
Vol.11:
健康寿命 / 地域包括ケアシステム
Vol.10:
合計特殊出生率 / 生産年齢人口
Vol.09:
高齢化社会 / 高齢社会 / 超高齢社会 / 少子社会 / 少子高齢社会
Vol.08:
ゲノム編集 / 新型出生前診断
Vol.07:
臓器移植法 / 生殖補助医療(生殖医療)
Vol.06:
リビングウィル / デザイナーベビー
Vol.05:
SOL(Sanctity of Life) / 尊厳死 / 安楽死
Vol.04:
ES細胞 / QOL(Quality of Life)
Vol.03:
科学の倫理 / 再生医療 / iPS細胞(人工多能性幹細胞)
Vol.02:
ヒポクラテスの誓い / クローン
Vol.01:
生命倫理の4原則