久留米大学医学部 2019年度出題分析

Kurume University

【科目】

【英語】2019

難易度 1 2 5
  • ○:共通
  • ①:前期
  • ②:後期
出題範囲
長文テーマ 医療
自然・科学
人文・社会
随筆等
長文出題内容 語彙
文法
和訳
内容把握
主題
段落整序
語句整序
空所補充
英訳
英問英答
図表の読み取り
長文出題形式 記述
選択
文法・語法出題内容 動詞(時制・態・語法)
準動詞
助動詞・仮定法
関係詞・接続詞・疑問詞
名詞・代名詞
形容詞・副詞・比較
前置詞
強調・倒置・省略等
語彙
熟語
文法・語法出題形式 選択
正誤
記述
会話・発音等 会話文
発音
アクセント
英作文 語句整序
和文英訳
自由英作文:医療関連
自由英作文:医療以外
その他 語彙・ことわざ
医系単語知識の必要性
ポイントと分析
高い語彙力が求められる。
発音問題が姿を消し、大問が6つに減った。制限時間は変わらず90分で、その他の問題はほぼ例年通り。2019年度から後期試験が導入されたが、内容・レベルとも前期と同程度。読解中心で文章自体は易しいが、設問にはかなり難しい単語が含まれている。ただし、大問6の空所補充問題では、基礎から標準程度の単語の知識が問われている。ここでの取りこぼしは許されない。日頃からレベルを問わず語彙力の強化に努めてほしい。

【数学】2019

難易度 1 3 4 5
  • ○:共通
  • ①:前期
  • ②:後期
出題範囲
数学Ⅰ 式の計算
実数
1次方程式・1次不等式
2次方程式・2次不等式
2次関数
三角比・正弦定理・余弦定理
図形と計量(面積・体積・相似等)
集合
論理(命題・条件・対偶等)
データの分析
数学A 場合の数
確率
条件つき確率・乗法定理
三角形の性質(メネラウスの定理等)
円の基本性質(円周角・方べきの定理等)(空間図形)
整数に関する問題
約数・倍数に関する問題
数学Ⅱ 二項定理・多項定理
式と証明(恒等式・不等式の証明等)
複素数
判別式・解と係数の関係
剰余の定理・因数定理
高次方程式・高次不等式
点・直線・円
軌跡・領域
三角関数
指数関数・対数関数
常用対数
微分法
積分法
数学B 平面ベクトル
空間ベクトル
数列
漸化式
数学的帰納法
期待値
分散・標準偏差・分布・推定
数学Ⅲ 分数関数・無理関数
逆関数・合成関数
数列の極限
関数の極限
微分法
積分法
速度・加速度・道のり・曲線の長さ
微分方程式
2次曲線
曲線の媒介変数表示
極座標・極方程式
複素数平面
ポイントと分析
やや易レベル。時間も十分にあるので高得点を目指せ。
前期・後期ともに90分で大問6題、設問は20題で答えのみを記入する穴埋め形式。内容も標準レベルの典型的な問題が多く、合格ラインはかなり高かったと思われる。出題される分野が偏ることはないので全分野弱点がないようにしておこう。90分と時間にも余裕があるので、見直しをしっかり行い計算ミス等のケアレスミスで失点することを防ごう。

【化学】2019

難易度 1 2 4 5
  • ○:共通
  • ①:前期
  • ②:後期
出題範囲
物質の構成 物質の成分と構成元素
原子の構成と周期表
化学結合
物質量と濃度
物質の変化 化学変化と化学反応式
物質の変化と熱
酸と塩基・水素イオン濃度
中和と塩
酸化・還元反応
電池と電気分解
無機物質 非金属元素の単体と化合物
典型金属元素の単体と化合物
遷移金属元素の単体と化合物
無機総合
有機化合物 有機化合物の特徴・脂肪族化合物
芳香族化合物
有機総合
物質の状態 物質の三態
気体の性質
溶液の性質
化学平衡 化学反応の速さと化学平衡
電離平衡と溶解平衡
人間生活と化学 糖類
アミノ酸・タンパク質
衣料・食品・材料の化学
生命体・医薬品・肥料の化学
総合
ポイントと分析
記述問題であるから、総合的な学力と理解力をつける。
全体的に標準的な問題で構成されているが、無機や有機の分野からの出題頻度が高い。選択問題ではなく、計算問題は途中の計算式は必要とせず、結果の値のみを答えるものであるから、計算ミスをなくすだけでなく、筋道を通した確実な計算式が要求される。論述する問題もあるので、総合力と理解力をつける必要がある。

【物理】2019

難易度 1 4 5
  • ○:共通
  • ①:前期
  • ②:後期
出題範囲
力学 等加速度運動・重力による運動
力のつり合い・力のモーメント
運動方程式
仕事とエネルギー保存の法則
力積・運動量の保存
円運動
単振動
万有引力と天体の運動
熱と気体 温度と熱量
状態方程式と状態変化
分子運動論
波動 波の性質
音の性質と定常波
ドップラー効果
光の性質・屈折とレンズ
干渉
電磁気 電場と電位
コンデンサー
直流回路
磁場・電磁誘導
交流・電磁波
荷電粒子の運動
原子 電子と光・光電効果
原子模型・X線
放射線・原子核と半減期
ポイントと分析
全て典型問題。論述と描図の練習を欠かさずに。
今年も例年通り典型問題のみの構成。標準レベルの問題集1冊を繰り返し解けば、高得点が期待できる。しかし、典型例の中でも、多くの受験生が理解不十分に陥りがちな部分を明らかに狙って出題しているように思える。今年では、力学の力積に関する問題や、電磁気学の交流回路における位相や周波数に関する問題がそうである。高得点を狙うには、日々の学習で一題一題着実に理解し、自分のものにしていくことが必要不可欠である。

【生物】2019

難易度 1 4 5
  • ○:共通
  • ①:前期
  • ②:後期
出題範囲
細胞と組織 細胞の構造と働き・顕微鏡
細胞膜・浸透圧
体細胞分裂・染色体
組織・器官
生殖と発生 生殖法
減数分裂・配偶子形成・受精
発生のしくみ
遺伝 遺伝・だ腺染色体
形質転換・バクテリオファージ
遺伝情報とその発現 DNA・半保存的複製
タンパク質合成・突然変異・一遺伝子一酵素説・オペロン説
バイオテクノロジー
生物体の機能と反応 受容器と効果器
神経細胞と膜電位
神経系
動物の行動
内部環境 体液・心臓・酸素解離曲線
自律神経・ホルモン
体液浸透圧の調整・腎臓・肝臓
恒常性
代謝とタンパク質 タンパク質
エネルギー代謝・ATP
酵素反応
免疫・血液凝固
筋収縮
異化 呼吸・発酵
同化 炭酸同化
窒素同化
環境と植物の反応 植物と水・光
植物ホルモン・開花調節・発芽調節
進化分類 進化・ハーディワインベルグ・倍数性・異数性・ゲノム
分類
生物の集団 個体群と生物群集
植物群落と変動・バイオーム
生態系
総合 総合問題その他
ポイントと分析
論述問題での得点が鍵となる。
前期・後期ともに例年通り大問4題が出題された。2018年度に比べやや易化している。空所補充や生物学用語の問題は、基本的内容を問う問題がほとんどであるので、確実に解答したい。年度によっては、100字以内で説明させる問題が2〜3問出題されることがあるので、長めの論述練習をしておくこと。数学的要素が含まれる問題や論述問題でいかに得点できるかが、鍵となる。