近畿大学医学部 2019年度出題分析

Kindai University

【科目】

【英語】2019

難易度 1 2 5
  • ○:共通
  • ①:前期
  • ②:後期
出題範囲
長文テーマ 医療
自然・科学
人文・社会
随筆等
長文出題内容 語彙
文法
和訳
内容把握
主題
段落整序
語句整序
空所補充
英訳
英問英答
図表の読み取り
長文出題形式 記述
選択
文法・語法出題内容 動詞(時制・態・語法)
準動詞
助動詞・仮定法
関係詞・接続詞・疑問詞
名詞・代名詞
形容詞・副詞・比較
前置詞
強調・倒置・省略等
語彙
熟語
文法・語法出題形式 選択
正誤
記述
会話・発音等 会話文
発音
アクセント
英作文 語句整序
和文英訳
自由英作文:医療関連
自由英作文:医療以外
その他 語彙・ことわざ
医系単語知識の必要性
ポイントと分析
60分で42問。時間配分に気を配りながら手際よく処理していく必要あり。
2017年度より60分で42問と時間が短くなっており、時間的にゆとりはなく、手際よく問題を処理していく必要がある。出題形式は試験時間が短縮される以前とほぼ変わらず。与えられた日本語の英訳として適切な英文を選ばせる形式は、近畿大特有の出題。語彙・語法で難しいものも一部出題されたりするが、そういったものに惑わされず、オーソドックスな問題を着実に解けるようにしておくことが大切であろう。

【数学】2019

難易度 1 5
  • ○:共通
  • ①:前期
  • ②:後期
出題範囲
数学Ⅰ 式の計算
実数
1次方程式・1次不等式
2次方程式・2次不等式
2次関数
三角比・正弦定理・余弦定理
図形と計量(面積・体積・相似等)
集合
論理(命題・条件・対偶等)
データの分析
数学A 場合の数
確率
条件つき確率・乗法定理
三角形の性質(メネラウスの定理等)
円の基本性質(円周角・方べきの定理等)(空間図形)
整数に関する問題
約数・倍数に関する問題
数学Ⅱ 二項定理・多項定理
式と証明(恒等式・不等式の証明等)
複素数
判別式・解と係数の関係
剰余の定理・因数定理
高次方程式・高次不等式
点・直線・円
軌跡・領域
三角関数
指数関数・対数関数
常用対数
微分法
積分法
数学B 平面ベクトル
空間ベクトル
数列
漸化式
数学的帰納法
期待値
分散・標準偏差・分布・推定
数学Ⅲ 分数関数・無理関数
逆関数・合成関数
数列の極限
関数の極限
微分法
積分法
速度・加速度・道のり・曲線の長さ
微分方程式
2次曲線
曲線の媒介変数表示
極座標・極方程式
複素数平面
ポイントと分析
分野の隔たりをなく学習し、7割の得点を目指せ。
前期・後期ともに60分で大問3題、第1・2問は穴埋め形式、第3問は記述形式である。問題の難易度はやや易〜標準の問題が中心である。数学Ⅲが出題されないのが特徴。2019年度は昨年度に比べて前期・後期ともに易化した。中には解きづらい問題もあるが、そういった設問を後回しにして解ける問題をミスなく得点していこう。計算力や処理能力を問われる内容になっているので、日頃から典型的な問題を素早く処理する練習をすること。

【化学】2019

難易度 1 4 5
  • ○:共通
  • ①:前期
  • ②:後期
出題範囲
物質の構成 物質の成分と構成元素
原子の構成と周期表
化学結合
物質量と濃度
物質の変化 化学変化と化学反応式
物質の変化と熱
酸と塩基・水素イオン濃度
中和と塩
酸化・還元反応
電池と電気分解
無機物質 非金属元素の単体と化合物
典型金属元素の単体と化合物
遷移金属元素の単体と化合物
無機総合
有機化合物 有機化合物の特徴・脂肪族化合物
芳香族化合物
有機総合
物質の状態 物質の三態
気体の性質
溶液の性質
化学平衡 化学反応の速さと化学平衡
電離平衡と溶解平衡
人間生活と化学 糖類
アミノ酸・タンパク質
衣料・食品・材料の化学
生命体・医薬品・肥料の化学
総合
ポイントと分析
計算過程も求められる。分かりやすい計算式を書けるように問題演習を十分に行う。
大問3題からなり、計算問題や論述問題が頻出である。計算問題は計算過程も求められるので、分かりやすい計算式を書けるよう問題演習を十分に行う。1題は有機分野からの基本から標準の問題である。無機分野からも比較的広範囲から出題されるので、ある程度細かい知識を図説等で確実につけておくこと。

【物理】2019

難易度 1 2 4 5
  • ○:共通
  • ①:前期
  • ②:後期
出題範囲
力学 等加速度運動・重力による運動
力のつり合い・力のモーメント
運動方程式
仕事とエネルギー保存の法則
力積・運動量の保存
円運動
単振動
万有引力と天体の運動
熱と気体 温度と熱量
状態方程式と状態変化
分子運動論
波動 波の性質
音の性質と定常波
ドップラー効果
光の性質・屈折とレンズ
干渉
電磁気 電場と電位
コンデンサー
直流回路
磁場・電磁誘導
交流・電磁波
荷電粒子の運動
原子 電子と光・光電効果
原子模型・X線
放射線・原子核と半減期
ポイントと分析
典型問題の定石を数多く踏み、頭に入れておくことが必要。
今年は例年通り標準問題中心で構成されていたが、基本的な数学的考察を促すような導入や設定の問題が多い傾向にあったため、そこでペースを乱された者は少なくないだろう。制限時間内に解き切る訓練より、時間内に合格点をかき集める訓練を積むことが大切である。その前段階として、典型問題を丁寧に解き、理解し、その解法を暗記するといった学習を数多くこなすことが、合格する確率を著しく高めることだろう。

【生物】2019

難易度 1 2 5
  • ○:共通
  • ①:前期
  • ②:後期
出題範囲
細胞と組織 細胞の構造と働き・顕微鏡
細胞膜・浸透圧
体細胞分裂・染色体
組織・器官
生殖と発生 生殖法
減数分裂・配偶子形成・受精
発生のしくみ
遺伝 遺伝・だ腺染色体
形質転換・バクテリオファージ
遺伝情報とその発現 DNA・半保存的複製
タンパク質合成・突然変異・一遺伝子一酵素説・オペロン説
バイオテクノロジー
生物体の機能と反応 受容器と効果器
神経細胞と膜電位
神経系
動物の行動
内部環境 体液・心臓・酸素解離曲線
自律神経・ホルモン
体液浸透圧の調整・腎臓・肝臓
恒常性
代謝とタンパク質 タンパク質
エネルギー代謝・ATP
酵素反応
免疫・血液凝固
筋収縮
異化 呼吸・発酵
同化 炭酸同化
窒素同化
環境と植物の反応 植物と水・光
植物ホルモン・開花調節・発芽調節
進化分類 進化・ハーディワインベルグ・倍数性・異数性・ゲノム
分類
生物の集団 個体群と生物群集
植物群落と変動・バイオーム
生態系
総合 総合問題その他
ポイントと分析
問題文の内容を理解する力が問われる。
前期は細胞周期とチェックポイントに関する問題を含む大問4題、後期は自家不和合性に関する問題を含む大問3題が出題されている。20字〜120字の論述問題が、前期で8問、後期で4問出題されている。論述問題でいかに得点できるかが鍵となる。また、計算問題やグラフ問題も出題されているので、図説等を利用し典型的なグラフを確認しておきたい。