藤田医科大学医学部 2019年度出題分析

Fujita Health University

【科目】

【英語】2019

難易度 1 2 5
  • ○:共通
  • ①:前期
  • ②:後期
出題範囲
長文テーマ 医療
自然・科学
人文・社会
随筆等
長文出題内容 語彙
文法
和訳
内容把握
主題
段落整序
語句整序
空所補充
英訳
英問英答
図表の読み取り
長文出題形式 記述
選択
文法・語法出題内容 動詞(時制・態・語法)
準動詞
助動詞・仮定法
関係詞・接続詞・疑問詞
名詞・代名詞
形容詞・副詞・比較
前置詞
強調・倒置・省略等
語彙
熟語
文法・語法出題形式 選択
正誤
記述
会話・発音等 会話文
発音
アクセント
英作文 語句整序
和文英訳
自由英作文:医療関連
自由英作文:医療以外
その他 語彙・ことわざ
医系単語知識の必要性
ポイントと分析
記述式の解答作成を意識した試験対策に力を注ごう。
今年度も文法(四択)と整序(7語)が1問ずつ、長文2問、和文英訳1問という構成はそのまま。整序問題ではas~as という譲歩構文が出された。長文の第4問はかなり長く(前期1041;後期1000)、ほとんどが記述式なので、ここが大きな差となるはず。また、最後の和文英訳も4箇所ともかなり手こずるものと思われ、類例として大阪医科の過去問なども合わせて練習しておくべきだろう。

【数学】2019

難易度 1 4 5
  • ○:共通
  • ①:前期
  • ②:後期
出題範囲
数学Ⅰ 式の計算
実数
1次方程式・1次不等式
2次方程式・2次不等式
2次関数
三角比・正弦定理・余弦定理
図形と計量(面積・体積・相似等)
集合
論理(命題・条件・対偶等)
データの分析
数学A 場合の数
確率
条件つき確率・乗法定理
三角形の性質(メネラウスの定理等)
円の基本性質(円周角・方べきの定理等)(空間図形)
整数に関する問題
約数・倍数に関する問題
数学Ⅱ 二項定理・多項定理
式と証明(恒等式・不等式の証明等)
複素数
判別式・解と係数の関係
剰余の定理・因数定理
高次方程式・高次不等式
点・直線・円
軌跡・領域
三角関数
指数関数・対数関数
常用対数
微分法
積分法
数学B 平面ベクトル
空間ベクトル
数列
漸化式
数学的帰納法
期待値
分散・標準偏差・分布・推定
数学Ⅲ 分数関数・無理関数
逆関数・合成関数
数列の極限
関数の極限
微分法
積分法
速度・加速度・道のり・曲線の長さ
微分方程式
2次曲線
曲線の媒介変数表示
極座標・極方程式
複素数平面
ポイントと分析
解ける問題から1つでも多く解くこと。
前期・後期ともに100分で大問3題、第1問が答えのみの穴埋め形式、第2・3問が記述形式である。第1問では10問の小問集合で、レベルは基礎〜標準である。この小問集合を手際よく解き、後の記述問題へ時間を稼ぎたい。例年第2・3問は標準〜やや応用の難易度であり、実力を付けていないと完答は難しい。2019年は取り組みやすい内容で丁寧な誘導があったことから得点しやすかった。日頃から計算力を鍛え、やや応用の問題にも取り組み実力を養おう。

【化学】2019

難易度 1 2 4 5
  • ○:共通
  • ①:前期
  • ②:後期
出題範囲
物質の構成 物質の成分と構成元素
原子の構成と周期表
化学結合
物質量と濃度
物質の変化 化学変化と化学反応式
物質の変化と熱
酸と塩基・水素イオン濃度
中和と塩
酸化・還元反応
電池と電気分解
無機物質 非金属元素の単体と化合物
典型金属元素の単体と化合物
遷移金属元素の単体と化合物
無機総合
有機化合物 有機化合物の特徴・脂肪族化合物
芳香族化合物
有機総合
物質の状態 物質の三態
気体の性質
溶液の性質
化学平衡 化学反応の速さと化学平衡
電離平衡と溶解平衡
人間生活と化学 糖類
アミノ酸・タンパク質
衣料・食品・材料の化学
生命体・医薬品・肥料の化学
総合
ポイントと分析
記述問題が主となるので、しっかりとした知識を身につけよう。
大問数問からなり、計算問題も含めて記述形式ではあるが、基本的な知識をしっかりとつけてさえいれば十分に解ける問題が多いので、理論・無機・有機の各分野の正確な知識を身につけること。分野別の総合的な問題を演習しておけば、入試問題に対応できる学力は十分付けることができる。

【物理】2019

難易度 1 2 4 5
  • ○:共通
  • ①:前期
  • ②:後期
出題範囲
力学 等加速度運動・重力による運動
力のつり合い・力のモーメント
運動方程式
仕事とエネルギー保存の法則
力積・運動量の保存
円運動
単振動
万有引力と天体の運動
熱と気体 温度と熱量
状態方程式と状態変化
分子運動論
波動 波の性質
音の性質と定常波
ドップラー効果
光の性質・屈折とレンズ
干渉
電磁気 電場と電位
コンデンサー
直流回路
磁場・電磁誘導
交流・電磁波
荷電粒子の運動
原子 電子と光・光電効果
原子模型・X線
放射線・原子核と半減期
ポイントと分析
過去問などをある程度の時間内で解く練習を。
例年大問4題で、解答のみを記述する形式であるが途中の過程や論述、描図が出題されることもある。標準レベルの問題が多いが、誘導が少ないものもあり、やや難しく感じるかも知れない。過去問演習などでしっかり対策しておきたい。

【生物】2019

難易度 1 2 5
  • ○:共通
  • ①:前期
  • ②:後期
出題範囲
細胞と組織 細胞の構造と働き・顕微鏡
細胞膜・浸透圧
体細胞分裂・染色体
組織・器官
生殖と発生 生殖法
減数分裂・配偶子形成・受精
発生のしくみ
遺伝 遺伝・だ腺染色体
形質転換・バクテリオファージ
遺伝情報とその発現 DNA・半保存的複製
タンパク質合成・突然変異・一遺伝子一酵素説・オペロン説
バイオテクノロジー
生物体の機能と反応 受容器と効果器
神経細胞と膜電位
神経系
動物の行動
内部環境 体液・心臓・酸素解離曲線
自律神経・ホルモン
体液浸透圧の調整・腎臓・肝臓
恒常性
代謝とタンパク質 タンパク質
エネルギー代謝・ATP
酵素反応
免疫・血液凝固
筋収縮
異化 呼吸・発酵
同化 炭酸同化
窒素同化
環境と植物の反応 植物と水・光
植物ホルモン・開花調節・発芽調節
進化分類 進化・ハーディワインベルグ・倍数性・異数性・ゲノム
分類
生物の集団 個体群と生物群集
植物群落と変動・バイオーム
生態系
総合 総合問題その他
ポイントと分析
難しい問題よりも解ける問題を優先し、合格点を確保しよう。
昨年同様、前・後期ともに大問4題で、論述問題や計算問題が出題されている。前期は発酵やグルコースの輸送体に関して、後期は遺伝子の転写やバイオテクノロジーに関する問題が出題された。論述問題に字数制限はないので、与えられた枠の中で簡潔に説明する練習をしておこう。また、本文が長く、図や表の正確な読み取りも必要とされるので、おちついてしっかり状況を把握する練習もしておくといいだろう。できる問題から解いていくことも必要。