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以下の記事は2013年時の記事です。

Vol.01 「山中伸弥京大教授にノーベル賞」

スウェーデンのカロリンスカ研究所は2012年10月8日、iPS細胞(人工多能性幹細胞:induced Pluripotent Stem cell)を開発した山中伸弥(やまなか・しんや)京大教授ら2人にノーベル医学生理学賞を授与すると発表した。iPS細胞という名前は、山中教授自身が命名したもので最初を小文字の「i」にしたのは、当時世界的に大流行していた携帯音楽プレーヤーの「iPod」のように普及してほしいとの願いが込められているそうだ。

同時受賞は「クローンカエル」の研究(1962年発表)でiPS細胞開発への道を開いた英ケンブリッジ大のジョン・ガードン名誉教授

2人の授賞理由は「成熟した細胞を、多能性を持つ状態に初期化できることの発見」。

山中教授は2006年、マウスの皮膚細胞に4種類の遺伝子を組み込む方法でiPS細胞を作ることに成功した。2007年11月には、人間の皮膚細胞からのiPS細胞作製に成功した。

先に開発された万能細胞「ES細胞」は、受精卵を壊して作るため倫理的な問題が指摘されていたが、iPS細胞は受精卵を壊さずに作製できる。またES細胞は移植の際、拒絶反応が起きるという問題があったが、iPS細胞を患者自身の体の細胞から作ると拒絶反応を回避できると期待される。

iPS細胞を育てて作った体細胞は、再生医療のほか、病気の仕組みの解明や、新薬の安全性試験などに使える素材として期待され、研究が盛んになっている。

ガードン氏は、核を取り除いたカエルの卵にオタマジャクシの腸の細胞核を移植して刺激を加え、オタマジャクシを発生させることに成功。腸の細胞核にも体全体の設計図が保存されており、卵の中に入れることで受精卵の核の状態に戻せることを示した。

「ノーベル賞」

ダイナマイトの発明で知られるアルフレッド・ノーベルの遺言により1901年に始まった賞。物理学、化学、医学生理学、文学、平和、経済学の6分野で顕著な功績を残した人物に贈られる。

医学生理学賞は、ノーベルの意向により「前年に人類に最も貢献し」「医学・生理学の分野で最も重要な発見をした人」に贈られるが、過去の業績の場合もある

過去の日本人の受賞者は、物理学賞7名、化学賞7名、医学生理学賞1名、文学賞2名、平和賞1名。医学・生理学賞は、1987年に利根川進(とねがわ・すすむ)・米マサチューセッツ工科大教授が受賞している。

選考は、物理学賞・化学賞・経済学賞の3部門はスウェーデン王立科学アカデミーが、医学生理学賞はカロリンスカ研究所が、文学賞はスウェーデン・アカデミーが、平和賞はノルウェー・ノーベル委員会が、それぞれ行う。