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受験生へのメッセージ

原 慶君 (08年度レクサス昼間部在籍)

 2014年11月30日(日)にレクサス卒業生の原慶さんが講演を行いました。原さんは小6の復習から始め、猛烈な頑張りにより2年で合格を勝ち取りました。レクサスの「伝説」とまで言われている彼が当時の様子をふまえて、受験への心構えをお話してくださいました。下記はその全文を書き起こしたものです。

レクサスの「伝説」

猛烈ながんばりが医学部合格に


原 慶君
2009年度日本大学医学部他合格
(08年度昼間部在籍)

 こんにちは。原慶と申します。「伝説」とご紹介いただきましたが、私自身の力というより、レクサスの先生方のおかげで合格できたと思っています。

 私は今(2014/11/30現在)、日本大学医学部の6年生です。2008年と2009年の二年間、レクサスに通いました。今日は皆さんに、赤本をどのように使っていたか、受験前の精神状態と勉強方法、模試やレクサスの試験の利用法などについて、自分の体験を話したいと思います。皆さんの参考になれば幸いです。

 まず赤本についてですが、私は赤本を集中して何年分も解いたという記憶はありません。その大学の出題数が何題くらいで、どういう形式か、その程度のことを知るのに利用していました。赤本を解いてみて全然解けなくても、落ち込んだりはしませんでした。というのも、赤本と全く同じ問題が試験に出るわけではないのですから、その問題が解けなくても落ち込む必要はない。大切なことは、その問題をどういうふうに解いたらいいかという「道筋」が頭の中に浮かぶかどうか、だと思います。もし「道筋」が浮かばない場合は、関連する基礎問題を解いて復習するという方法をとっていました。赤本については本当にこれくらいです。赤本ばかり、難しい問題ばかりをやっていても、あまりいいことだとは私は思わないです。

 次に、模試やレクサスの試験についてどういうふうに考えて利用していたかについてお話します。私は、試験の点数や偏差値というものは特に気にしていませんでした。それよりも「どれだけ過程が充実していたか」ということを気にしていました。試験の日まで「どれだけ自分が精一杯できたか」ということに注意をはらって勉強し、試験を受けると、「自分はここまでやったんだから、結果がどうであれかまわない」という心理状態になれて、結果的に点数も取れました。点数を取るためにやらないほうが、点数が取れる。そういうふうに信じてやっていましたし、実際の結果もそうなりました。

 

 また試験というものは、ただ受けて終わりではなく、なぜ間違えたのか、どう考えればよかったのか、と問題点を見つけて復習をすることが非常に大切だと思います。

 受験直前の自分の勉強法ですが、「一度解いた問題は二度と忘れない」ということを心がけてやっていました。  あとは、休み時間をうまく利用して勉強したらいいと思います。時間が無いと言っている人の行動を見ていると、休み時間は皆とごはんを食べたり、しゃべっていたり…リラックスすることも大切かもしれません。けれど、自分の目指しているものは何かと考えると、休み時間を単語を覚えたり化学式を覚えたりすることに使った方が、最終的には良い結果につながると私は思っていました。

とにかくコツコツ繰り返すことです。私は、基礎をひたすらコツコツ繰り返しました。

 医学部を受験して受かるかどうか、落ちたらどうしよう、模試でいい結果が出ていない。そういう不安を、この時期皆さんは抱えていると思います。私自身が受験前にどのような精神状態だったかということを思い返してみると、私はそういうことを考えないようにしていました。未来のことも考えないし、過去のことも考えない。目の前のやるべきことに集中する、そのことだけを考えていました。点数や結果を考えずに、目の前のことだけを集中してこなし、毎日積み重ねていくと、おのずと結果が出ると思います。私自身がそうでした。

 万が一合格できなかったとしても、精一杯自分でやりきったという達成感があれば、後悔というものは全然浮かばないと思います。もし違う道に進むとしても気持ちを切り替えることができるし、さらにもう一年やろうと思うなら、積み重ねてきた日々は絶対に次の年に生かされると、私は思います。

 最後に、試験とは関係ないことかもしれませんが、皆さんにお願いがあります。人に対する「思いやり」というものを、心がけていただきたいのです。これは私が在籍していたときに感じていたことですが、たとえばクラス替えがあったり、模試の結果が返ってきたりしたとき、「クラスが上がった」「テスト簡単だったよね」「私はA判定だった」などと嬉しそうに言っている人がいるかもしれません。けれど、その周りには、クラスが前より落ちた人や、模試の結果が思うようにいかなくて辛い思いをしている人がいるかもしれないのです。そういう人のことまで気を配れる、優しい人になってほしいと思います。

 これから入試まで、どうぞ体に気をつけて生活してください。本日はありがとうございました。