東海大学医学部一般編入試験 合格者インタビュー

2005年東海大学医学部一般編入試験合格 山下 るり葉さん合格体験談

東海大学医学部 一般編入試験合格者インタビュー

合格おめでとうございます。試験が終わってのんびりしてますか?

実家に帰って親孝行してます。それから、レンタルビデオで映画を1日に5本も観たりして…勉強中は映画もなかなか観られなかったので。

いったん大学を出て社会人になってからの医学部受験でしたね。

大学は2003年の春卒業して、8か月ぐらい働いて、ちょうど去年の今頃(11月)辞めました。

仕事は芸能プロダクションでしたっけ。どんなことをしていたんですか?

専攻がマスメディアだったこともあって、そういう方面の仕事がしてみたくって、芸能プロダクションに就職しました。イベントの企画や運営の仕事をしていました。

どうしてまた医学部を受けようと思ったんですか。

やっていた仕事が、裏方の仕事というか、人間に働きかける仕事じゃなかったんです。それが性に合わないなと思って。相手に働きかけて、返ってくる仕事をしたい、と思ったんです。

大学は文系だったから、医学部はずいぶん方向が違いますよね。率直に言って、合格できるかどうか不安はなかったですか?

一般入試を目指していたんですが、勉強すれば入れるだろうって思ってましたね。もともと勉強が得意なほうじゃなかったんですけど、でも勉強は、仕事と違って自分だけの問題ですから。仕事だと、相手があることだし、でも勉強は自分だけが頑張ればいいんだから、頑張れないはずはない、って思ってました。

最初に何から取り掛りましたか。

最初は高校の教科書を買ってきて、とにかくその科目の全体像をつかむことを心がけて、一通り目を通しました。

予備校はどうやって選びましたか?

仕事を辞めて勉強に専念しようと思ったのがちょうど1年前になるんですけど、大学が文系だったので、理科の知識はゼロ。数学も、サイン・コサインが何なのかわからない状態でしたから、予備校は少人数制で質問ができるところじゃないと絶対だめだと思ってました。
それから、新学期が始まる前に課題を提示してくれるところじゃないとついていけないなあ、と思っていたので、レクサスの「プレ学習」がピッタリだったんです。

実際に新学期が始まってみて、毎日朝から晩までの勉強はつらくなかったですか?

勉強は楽しく取り組めました。みんなも慕ってくれて。自分に対してイラつくことはありましたけどね。授業が理解できないってことはないんですけど、やったことを忘れてしまっていたり。でも、何をすればいいかがわかってるってことは、楽でした。仕事と比べて考えると、モチベーションを高いままもっていけたと思います。

仕事はなかなかツライですものねえ(笑)。さて、編入試験を受けて、何か教訓は?

決め手は英語ですね。面接試験は、運と縁だと思います。就職試験と同じですね。

社会人で医学部合格を目指している人に、何かアドバイスがあったら聞かせてください。

私の場合は一般入試を受けるつもりでいて編入試験に受かったんですが、試験がずいぶん違うので、学士入学を目指すのか一般入試を目指すのか、最初からはっきり決めた方がいいと思います。一般入試なら、勉強に専念しないと厳しいでしょうね。とくに文系出身だと。学士の方は、大学によって求めているものがかなり違うので、よく研究する必要があると思います。