現役東大理V生のブログ
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  • 現役東大理V生のブログ〜大学生活編Vol.71〜
  • 7月(大学生活)
  • じめじめした梅雨からの連日の真夏日からの台風11号でもうノックアウトです。実習が忙しいと週のほとんどを病院で過ごすことになるわけですが、考えてみれば病院ほどコントロールされた環境ってありません。いつでも快適な温度で、ちょうどいい照明で、みんな清潔です。そんな毎日だと日付の感覚が無くなってくるのが医学生あるあるで、ともすると季節にさえ鈍感になりがちです。湿気はうざったいですが、そう感じる余裕があるだけ贅沢な話なのだろうとも思います。
  • 医学部も6年生になると、ちょっとずつではあるものの、大学で学んだ知識の間に繋がりが生まれてきて、アウトプットしやすい形に整理されていくように感じます。学部に上がった当初、(物理化学選択だったので)DNAとRNAの違いに懊悩した頃を思えばアリと巨象です。受験勉強では入試問題に解答する=知識をアウトプットすることが目標としてあるわけで、そのために有用なインプットの方法を模索していた時期だったように思います。そういう類のインプットの方法って本当に人それぞれだと思うのですが、僕の場合は知識の間に幾通りものネットワークを張っていく、たとえば大きさによる整理と時間による整理とメカニズムによる整理とをそれぞれ行った上で重ね合わせて、結果として知識のある部分に複数の部分からアクセスできる、その逆もしかり、という状態を作ろうとしていました。もちろんこれは理想論で、うまくいかない事も多々あるのですが、それでも合格する程度には機能して、だったらこういう知識の入り方を自分にとっての「わかる」だと考えてやっていこうと思ったことを覚えています。
  • そういうネットワークって、全体像が見えて初めてイメージできるものですから、学部に上がった当初は、(受験の全体の何倍もあるような)これから学ぶべき知識の山を前にして、自信喪失で井の中の蛙だったなあ気分でした。それなりに試行錯誤して、自分なりに手ごたえを感じながら作り上げてきた方法論が上手くいかないのはやはりショックです。
  • 座学の毎日が終わり、病院実習が始まったころから様子が変わってきました。一つには新しいものだった概念が馴染んできて、一つには知識だけだったところに経験の肉付けが加わりました。国家試験対策の過去問集を一周終えるくらいになるとおぼろげな全体像も見える気がしてきて、もう何年も無かった手ごたえさえ覚えるようになりました。その実習も終了目前な今では、そこそこの自信をもって、各々の知識をインプットできているように思います。何より、学ばされているのではなく学んでいるのだという感じがあります。
  • 長くなりました。そんなわけで今のところは、知識のフィールドでやっていく以上、自分の「わかる」という感覚を(もちろん反省を欠かしてはいけませんが)大切にしていいのではないかと考えている所存です。今後また上手くいかない場面があって、その時こそ本当にどうともならないやもしれませんけれども……。
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