東京大学理科Ⅲ類 現役合格

「まず、こうすれば受かるという計画を立てました。」

東京大学理科Ⅲ類現役合格

宇野 晃人君

東京大学理科Ⅲ類現役合格

――宇野君は理Ⅲに現役で受かったわけですが、ズバリ、現役合格には何が必要だと思いますか?

いちばん必要だと思ったのは、「謙虚な心」ですね。

自分の現状を、できていないところも含めて、そのまま見つめる勇気を持つこと、というか。

――どういうことでしょう。

たとえば模試の結果がよくなかったとします。そのとき、「たまたまこの模試だけ調子が悪くて、自分の力はこんなもんじゃない」と言うのは簡単だけど、でも実際はこれが自分の現在地で、できていないことと到達すべき地点との距離を測るのを怠らない、ということだと思います。

――いつごろからそう考えるようになりました?

高2の冬、受験勉強を始めてからずっとですね。

謙虚にしろ、というのは、子供の頃からずっと父親に言われていたんですが、高2の終わり頃から受験勉強を始めて、高3の最初の頃は、やればやるほど成績も上がって、これはちょっとスゲーぞ、と浮かれてると、だいたいテストでミスるという(笑)

――受験勉強を始めたのは高2の終わりですか。

ええ、きっかけは、部活をやめる口実だったりするんですが。受験勉強に専念する、って言えばやめられるだろうって(笑)

――学校の進度は速くなかった?

はい、公立なので全然。

――何をどういうふうにやりましたか?

まずゴールを決めて、そこから逆算したんです。

過去問は高3の夏休み明けからでいいと聞いたので、それまでに定番の参考書と問題集をひととおりやろうと決めました。

で、高3秋の模試シーズンまでに、過去問を25年分1周して。模試のシーズンが終わって2周目。で、センター試験の後に細かいところを埋めて……こうすれば受かる、という計画を立てたんです。

つまり、「受かるか受からないか」を「こなすかこなさないか」に置き換えたんです。

ですから、あとはやるだけ。

――スランプはなかった?

調子の悪いときは、落ちたときのことを考えました。ここでやらなかったら後悔するんじゃないかって。理Ⅲに挑戦できるのは1回だけってことになってたんです。

――かなりの勉強量だと思うんだけど、どうやってこなしたの?

数学なんかでも、そんなに長い時間悩まずに、解けないのをチェックしてポンポン解いていきました。で、ノートにまとめて、自分だけの「解法ノート」を作りました。

あと、英単語・古文単語・漢字なんかは「1日何ページ」とノルマを決めて通学時間にやって、あと、半身浴しながらとか(笑)。これも最終的には、知らなかったのをノートにまとめました。「これ1冊見ればじゅうぶん」というものが欲しかったんです。

――現代文は?

死ぬほどやりましたがダメでした。ある程度方法論はつかめたと思うんですが。高校入試から一貫して、得意と思ったことはないですね。

センターの過去問は安定して9割ぐらい取れるようになったんですが、本番で失敗して7割で。それが1日目だったんで、なげようかと思いました(笑)

――でも気を取り直して2日目頑張ったんですね。

ええ、それで他の科目はほとんど満点が取れて、これならいけると思いました。

――ところで、どうして理Ⅲなんですか?

最初は、いちばん難しい大学だから、そこに入る人たちに会ってみたいと思いまして。あとあと教科書に載るような、とんでもない人ばっかりなんじゃないかと。

――で、実際は?

そこはノーコメントで(笑)

今考えているのは、自分のやりたいことと自分の仕事を一致させたい、ということです。

――やりたいことって?

今はまだ、秘密です(笑)