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医学部二次試験、面接・小論文対策にも使える医療時事キーワード

以下の記事は2016年時の記事です。

Vol.07 「優生思想」

生物学では、Aa などで表されるヘテロ(異型)接合体における形質発現を基準にして遺伝子の優性と劣性の区分けをしている。(ヘテロ接合体で発現する形質が優性、発現しない形質が劣性としている。)勝手に優秀だと決めた遺伝子を残し、劣悪な遺伝子が残ることを防ぐことを目的とした【優生学】というものがあり、ここでの優劣は生物学での優性や劣性とは全く関係のない主観的なものであるにもかかわらず、歴史的にはしばしば両者の優劣が意図的に結び付けられ、劣悪ととらえられた遺伝子を排除しようとする試みがなされてきた。またナチスドイツでは優生学を利用することにより、ユダヤ人を劣性民族と決めつけ迫害し殲滅しようとした。この優生学に基づいた【優生思想】は、小論文を書く上では絶対に許容してはならない考えである。即ち、民族の殺戮以前に遺伝子が劣性だという判断を下した非を責めるべきなのである。この真意を理解しないと、人間は容易に一民族を、一国家を劣性と決めつけ、排除の方向へ突き進む。歴史がそれを証明している。「医療目的の、あるいは食糧難への対処としての遺伝子操作」に対して私たちは即座に容認しがちであり、その例が多いため、不自然にも「この大豆は遺伝子組み換えをしていません」などと表示されるのである。しかし、もし試験に【遺伝子操作】が出題されたなら、極めて慎重に自分の考えを述べなくてはならない。まず食料となる植物の遺伝子操作については寒冷地に耐性を持つ遺伝子の培養など、許容される操作は多いであろう。しかし動物、特に人間に関しては法整備が絶対に必要である。第 06 項の冒頭に述べたように、【デザイナーベイビィ】の作製などはもっての外である。これは親の利己的な考えで、受精卵に遺伝子操作の技術を駆使し、親の考える理想的な人間を作り上げようというものである。海外特に米国などで容認する方向に進んでいる現実に対して、受験生は自分の考えを持たなければならない。【命の選別】以上の、比較にならない程の倫理的に大きな問題をはらんでいる。

私達は、子供が授かったと知れば、「どうか丈夫で元気な子が生まれますように」と祈る。そして子供が生まれ成長すると「どうか優秀な子供に育ってくれ」と願う。そして子供の幸せと将来にわたる安寧を祈念する。この親の気持ちはごくごく自然な心の持ちようであって責められることではない。しかしその親の素直な心情すら親のエゴだと考える哲学もある。例えば「愛すること」そのものが人間のエゴであるとして否定する考えである。更にはそのような親の気持ちに対して、優生思想の持ち主だと決めつけることもある。しかしここではっきりしておかなければならないことは、親のこういった自然な心情の発露は決して優生思想とは言わないのである。子供の健やかな成長を願い、子供に幸多かれと祈ることは人情であって、否定されるものではない。