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医学部二次試験、面接・小論文対策にも使える医療時事キーワード

以下の記事は2012年時の記事です。

Vol.06 「多剤耐性アシネトバクター概要」

「院内感染」に力点をおいてセンセーショナルに報道されましたが、まずは正しい知識をもつことが重要でしょう。

―― 院内感染の疑いで9人死亡 46人感染確認 ――   (2010年9月3日 朝日新聞)

帝京大学医学部付属病院は3日、複数の抗生剤が効きにくい多剤耐性の細菌アシネトバクターによる院内感染が起き、1日までに46人が感染したと発表した。ほぼ全員が血液や腎臓などに重い病気をもっていた。27人が亡くなり、このうち9人は感染と死亡との因果関係を否定できないという。(以下略)

―― 耐性菌の報告義務化を議論=専門家ら意見交換会-厚労省 ――     (2010年9月10日 時事通信)

各地で相次ぐ院内感染問題を受け、厚生労働省は10日、多剤耐性を持つアシネトバクター菌(MRAB)などの報告義務化に向け、感染症の専門家を集めた意見交換会を開いた。出席者からは昨年度にMRABが検出された医療機関の割 合が6.4%に上るとの調査結果も報告された。(以下略)

「多剤耐性とは」

アシネトバクターは土壌や河川水などの自然環境中に生息する環境菌で、通常は無害です。感染症の流行は、通常、集中治療室の患者やその他の重症患者で起こり、医療機関の外で起こることは滅多にありません。

多剤耐性アシネトバクター(MRAB)は、通常のアシネトバクター感染症の治療に使用する抗菌薬がほとんど効かなくなっている菌のことです。当初は欧米で問題となりましたが、近年は中国や韓国、東南アジア諸国でも流行が報告されるようになっています。米国では、1990年代に病院感染事例が多発し、その後全米の医療施設に急速に広がりました。

日本で検出される多剤耐性アシネトバクターは、その多くが海外から流入してきた菌株と考えられています。過去に知られている集団発生は、2008年福岡県であり、単発例としては、2009年千葉県や2010年愛知県の事例があります。

「症状と対策」

多剤耐性アシネトバクターは、主に細菌感染症に対する抵抗力が低下した患者に人工呼吸器関連肺炎、血流感染症、創部感染症など様々な病気を引き起こしますが、症状は病気の種類によって異なります。また、感染症や症状を起こさずに付着しただけの保菌状態となることも多く、専門家による慎重な判断が必要です。

アシネトバクターは環境中で長期間生存するため、菌が付着した医療器具を使用することにより感染を起こす可能性があります。また、手洗いが不適切な場合、手指の接触により感染が広がる恐れがあります。そのため、アシネトバクターの病院感染を防ぐには、院内の環境を清潔に保ち、医療器具の消毒や手洗いを徹底することが重要です。
(国立感染症研究所・感染症情報センターによる)