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医学部二次試験、面接・小論文対策にも使える医療時事キーワード

以下の記事は2011年時の記事です。

Vol.10 「iPS細胞の特許めぐる争い決着」

京都大の山中伸弥教授らが開発したiPS細胞(人工多能性幹細胞)の特許について、京大は2011年2月1日、米国での取得を争っていた米企業から譲り受ける契約を結んだと発表した。

京大は米バイオ企業「アイピエリアン」社の持つiPS細胞製造に関する成立済みと出願中の特許を無償で譲り受け、ア社は京大の特許を使って研究開発を行うことができる。山中教授がア社の科学諮問委員となり助言する。

再生医療や創薬の研究が最も進んでいる米国でiPS細胞の特許を企業に押さえられ、独占的に特許を使われると、より多くの人が研究に参加できなくなるという。

松本紘京大総長は「膨大な時間と費用がかかる特許係争を回避することが、iPS細胞研究と技術普及の加速につながると判断した」と述べた。山中教授は会見で「メリットは研究に多くの時間が割けること」と語った。

「未承認の幹細胞治療「安易に受診しないで」」

がんや脊髄損傷などを患者自身の細胞で治すとうたっている「幹細胞治療」について、日本再生医療学会は2011年2月1日、患者らに安易に受けないよう注意を呼びかける声明を発表した。一部のクリニックが国の承認を得ずに行っており、学会は「有効な治療法と期待は大きいが、まだ安全性に課題がある」と指摘した。

患者の脂肪や骨髄などから取った幹細胞(体性幹細胞)は、様々な細胞に変化するため、再生医療への応用が期待される。大学などは国の指針の下で安全性や効果を確認しながら研究を進めている。その規制を受けずに、一部のクリニックが難病や障害に効果があるとうたい、患者に実施している。

同学会理事長の岡野東京女子医大教授は「未承認の医療を安易に受診せず、国の承認を受けているか確認を」と述べた。

「幹細胞」

成長した生物の細胞は、普通は特定の役割しかできないように機能が限定されており、分裂増殖しても胃の細胞は胃の細胞、皮膚の細胞は皮膚の細胞にしかならない。皮膚の細胞からは皮膚のクローンしか作れない。

それに対し、俗に万能細胞と呼ばれる幹細胞(かんさいぼう:Stem Cell)は、分裂増殖によって、別の機能を持つ細胞になることができる特殊な細胞。

幹細胞から、いろいろな身体の部分や臓器を作り出せるようになれば、臓器移植を中心とした医療の可能性が大幅に広がる。これら幹細胞がどのような条件のもとで、どんな特定の機能を持つ細胞になっていくのか、研究が急速に進んでいる。

ES細胞、iPS細胞、体性幹細胞などの種類がある。

「ES細胞とiPS細胞」

胚性幹細胞(ES細胞:Embryonic Stem Cell)は、受精卵が何回かの分裂・増殖を経て成長した胚の中に存在する若い細胞。

胚は分裂を重ねて様々な臓器や組織に分化していくが、初期段階の胚性幹細胞はどんな細胞になるかまだ運命づけられていない。あらゆる組織に成長する能力を備えており、培養してこれをうまく引き出せば、望みの臓器を作り出せるとみられている。ただし、ES細胞を得るには受精卵を破壊する必要があるため、倫理上の問題がある。

他方、人工多能性幹細胞(iPS細胞:Induced Pluripotent Stem Cell)は、皮膚などの細胞を遺伝子導入してつくった幹細胞。

ES細胞と異なり、もともと患者本人の遺伝子を持つ皮膚細胞などを利用するので、倫理面だけでなく拒絶反応の心配も回避できる。

「体性幹細胞」

成体幹細胞、組織幹細胞ともいう。

骨髄・脂肪・血液などに微量含まれている未分化の細胞で、一定の種類の細胞に分化する。

成長すると血液細胞になる「造血幹細胞」、骨や脂肪などになる「間葉系幹細胞」、脳の神経になる「神経幹細胞」などがある。

 患者自身の細胞を採取するので、倫理上の問題も拒絶反応も生じないという利点があるとされる。
 近年、実証されていない幹細胞療法を「難病も治せる」と謳って施す悪質な業者が、世界的に問題となっている。

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Vol.10:
iPS細胞の特許めぐる争い決着/未承認の幹細胞治療「安易に受診しないで」/幹細胞/ES細胞とiPS細胞/体性幹細胞
Vol.09:
B型肝炎訴訟和解へ/B型肝炎とは/訴訟の論点/B型とC型/フィブリノゲン製剤とC型肝炎
Vol.08:
イレッサ副作用訴訟和解勧告/イレッサとは/間質性肺炎/分子標的治療薬/分子標的治療薬いろいろ
Vol.07:
エイズ予防国産ワクチン臨床試験へ/HIV/AIDS/センダイウイルス/AIDS治療薬ARV/ARV薬と特許
Vol.06:
臓器移植法改正の効果/臓器移植法の主な改正点/意思表示カードはなくならない/移植の現状/移植可能施設
Vol.05:
新型インフルエンザ:WHOの「ポストパンデミック声明」/新型インフルエンザ:厚生労働省のスタンス/A香港型の復権/新型インフルエンザ再び急増/2010年度のインフルエンザ・ワクチン接種
Vol.04:
COP16で「カンクン合意」/COP15/国連気候変動枠組条約/京都議定書/温室効果ガス
Vol.03:
体外受精技術にノーベル賞/体外受精への異論/体外受精の現状/代理出産/着床前診断
Vol.02:
ノロウイルス流行本格化/ノロウイルス感染症の症状/ノロウイルスの性質と予防法/ノロウイルスによる食中毒の原因食品/ノロウイルス、名前の由来
Vol.01:
島根で高病原性鳥インフルエンザ/インフルエンザのABC/HとN/ヒトに感染するA型インフルエンザ/鳥インフルエンザのヒトへの感染