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医学部二次試験、面接・小論文対策にも使える医療時事キーワード

以下の記事は2011年時の記事です。

Vol.08 「イレッサ副作用訴訟和解勧告」

肺がん用治療薬「イレッサ」の副作用をめぐる訴訟で、国と輸入販売元のアストラゼネカを相手に計約1億8千万円の損害賠償を求めて東京・大阪両地裁で争っている原告側が1月12日、両地裁による和解勧告を受け入れ、和解協議に応じるとした上申書をそれぞれ提出した。

両地裁は勧告で、国と会社に救済責任があるとし、副作用による間質性肺炎を発症した患者に和解金を支払うなどとする見解を示した。

「イレッサとは」

イレッサ(一般名ゲフィチニブ)は、上皮成長因子受容体(EGFR)のチロシンキナーゼを選択的に阻害する内服抗がん剤。癌の増殖などに関係する特定の分子を狙い撃ちする分子標的治療薬の一種。非小細胞肺癌に対して効果があるとされる。

ただし、発売直後から重い間質性肺炎など副作用報告が相次いだ。今は、遺伝子の特徴などをもとに効果が期待できる患者に使う診療指針ができている

2003年に承認した米国は2年後の2005年に新規の患者への使用を禁止。欧州では遺伝子の特徴から使える患者を限定している。

2010年9月末までに、イレッサを使い間質性肺炎を発症した819人の死亡が医療機関から厚労省に報告された。

「間質性肺炎」

肺では大気を取り込む肺胞と毛細血管とが接近して絡み合っている。それらを取り囲んで支持している組織が間質である。

通常、肺炎といった場合には気管支もしくは肺胞腔内に起こる炎症を指すが、間質性肺炎の場合は支持組織、特に肺胞隔壁炎症がおこって肥厚し、肺の膨張・収縮が妨げられて肺活量が低下し、空気の交換速度も遅くなる。

また、間質組織の肥厚により毛細血管と肺胞が引き離される結果、血管と肺胞の間でのガス交換(拡散)効率が低下し、特に酸素の拡散が強く妨げられる。

「分子標的治療薬」

従来の抗がん剤(細胞障害性抗がん剤)は、ほぼ偶然に発見された細胞障害作用のある物質の研究によって開発されてきた。それらはがん細胞を殺す能力に重点が置かれてきたため、がん細胞と正常細胞を区別する力が乏しく、多くの薬物有害反応(副作用)を生じていた。

しかし、近年の分子生物学の急速な進歩により、がん細胞だけが持つ特徴を分子レベルでとらえられるようになった。それを標的とした薬は分子標的治療薬と呼ばれ、より副作用の少ない治療薬として期待されている。

「分子標的治療薬いろいろ」

転移性乳がんの治療薬ハーセプチン(一般名トラスツズマブ)が1998年に米国で認可されて以来、がんの化学療法の分野に新しい分子標的薬が続々と出現し、従来のがん化学療法の地図を根底から塗り替えようとしている。

慢性骨髄性白血病やGIST(消化管間質腫瘍)ではグリベック(イマチニブ)、悪性リンパ腫ではリツキサン(リツキシマブ)、肺がんではイレッサ(ゲフィチニブ)、多発性骨髄腫ではベルケイド(ボルテゾミブ)が出ている。

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Vol.10:
iPS細胞の特許めぐる争い決着/未承認の幹細胞治療「安易に受診しないで」/幹細胞/ES細胞とiPS細胞/体性幹細胞
Vol.09:
B型肝炎訴訟和解へ/B型肝炎とは/訴訟の論点/B型とC型/フィブリノゲン製剤とC型肝炎
Vol.08:
イレッサ副作用訴訟和解勧告/イレッサとは/間質性肺炎/分子標的治療薬/分子標的治療薬いろいろ
Vol.07:
エイズ予防国産ワクチン臨床試験へ/HIV/AIDS/センダイウイルス/AIDS治療薬ARV/ARV薬と特許
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Vol.05:
新型インフルエンザ:WHOの「ポストパンデミック声明」/新型インフルエンザ:厚生労働省のスタンス/A香港型の復権/新型インフルエンザ再び急増/2010年度のインフルエンザ・ワクチン接種
Vol.04:
COP16で「カンクン合意」/COP15/国連気候変動枠組条約/京都議定書/温室効果ガス
Vol.03:
体外受精技術にノーベル賞/体外受精への異論/体外受精の現状/代理出産/着床前診断
Vol.02:
ノロウイルス流行本格化/ノロウイルス感染症の症状/ノロウイルスの性質と予防法/ノロウイルスによる食中毒の原因食品/ノロウイルス、名前の由来
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島根で高病原性鳥インフルエンザ/インフルエンザのABC/HとN/ヒトに感染するA型インフルエンザ/鳥インフルエンザのヒトへの感染