医学部予備校レクサス教育センターが医学部受験を合格に導きます

高校生の皆様はこちらから よくある質問
医学部受験予備校レクサス教育センター(渋谷駅徒歩5分) 医学部受験予備校レクサス教育センターに関するお問い合わせのお電話はこちら03-3477-1306

渋谷駅徒歩5分 東京都渋谷区 渋谷区文化総合センター8F

医学部面接・小論文対策キーワード

医学部二次試験、面接・小論文対策にも使える医療時事キーワード。lexus_medicalをフォローしましょうでもつぶやいています。
フォローして医療時事キーワードをチェック!ほぼ毎日つぶやいています。

医学部二次試験、面接・小論文対策にも使える医療時事キーワード

以下の記事は2011年時の記事です。

Vol.06 「臓器移植法改正の効果」

1997年に制定された臓器移植法の下では提供臓器が圧倒的に不足し、順番を待ちきれず海外で移植を受ける人も多かった。しかし、移植に必要な臓器は自国内で調達すべきだという世界的風潮を背景に2009年、臓器移植法が改正され、本人の意思表示が不明でも遺族の承諾があれば臓器提供が可能となった(2010年7月17日に全面施行)。

その結果、2009年までは多くても年間13件、少ないときは年間3件だった脳死による臓器提供件数が、2010年8月から11月末日までの4 ヶ月間で20 件を数えた。(なお、心停止後提供件数は2010年1月~11月で71件)

レシピエント(移植患者)の精神面のケアなどを受け持つレシピエント・コーディネーターの多くは移植施設の医師や看護師らが兼務しており、移植機会が増えるとともにその負担が増していることを受け、日本移植学会は2011 年1 月、レシピエント・コーディネーターの学会認定資格を来春にも新設することを決めた。

「臓器移植法の主な改正点」

①脳死が人の死であることを認めたこと、②本人の意思が不明でも遺族の承諾があれば臓器提供が可能になったこと、③そのため15才未満の子供も臓器提供できるようになったこと、④臓器提供の意思表示にあわせて、書面により親族への臓器の優先提供の意思を表示することができるようになったこと、の4つが主な改正点。

2009年7月に公布され、④は2010年1月に、①~③は2010年7月に施行された。

なお、脳死とは(日本では)ヒトの脳幹を含めた脳すべての機能が不可逆的に回復不可能な段階まで低下した状態のこととされる。脳死判定は、移植に無関係で脳死判定の経験がある2名以上の医師で行い、6時間後にも同所見であることが必要。2回目の判定が終了した時刻を死亡時刻とし、臓器移植を行えるものとする。

ただし6歳未満の場合は2回の判定の時間間隔が延長され、また18歳未満は虐待の有無の判定も必要。

「意思表示カードはなくならない」

家族の承諾のみで臓器提供が可能になったと言っても、本人の意思表示があるに越したことはない。したがって、臓器提供意思表示カードはなくなっていない。主な内容は以下の通り

《1. 2. 3 . いずれかの番号を○で囲んでください。》
1. 私は、脳死後及び心臓が停止した死後のいずれでも、移植の為に臓器を提供します。
2. 私は、心臓が停止した死後に限り、移植の為に臓器を提供します。
3. 私は、臓器を提供しません。
《 1 又は 2 を選んだ方で、提供したくない臓器があれば、×をつけてください。》
【 心臓 ・ 肺 ・ 肝臓 ・ 腎臓 ・ 膵臓 ・ 小腸 ・ 眼球 】
署名年月日、本人署名(自筆)、家族署名(自筆)。

「移植の現状」

日本臓器移植ネットワークによると、移植希望登録者数は、2010年11月30日現在で、心臓168、肺149、肝臓282、すい臓185、小腸4、腎臓11985。

2010年1月~11月の移植件数(脳死下、心停止後の合計)は、心臓16、肺21、肝臓22、すい臓1、小腸4、腎臓161。

臓器移植法が改正された現在でも、移植希望数に対する臓器提供数は大幅に不足しており、移植の順番を待ちながら命を失ってしまう患者はいまだに多い。

なお、生体移植は親族からの臓器提供となるため臓器移植ネットワークは介入せず、移植手術を行う医療機関と患者の間で診察から手術まで行われる。

「移植可能施設」

日本臓器移植ネットワーク関連の移植可能施設数は、心臓9、肺8(うち心肺同時2)、肝臓21、すい臓18、小腸9、腎臓157。そのうち、参考までに私立大学医学部附属病院をあげると……

心臓:東京女子医科大学病院、埼玉医科大学国際医療センター。
肺:獨協医科大学病院、福岡大学病院。
肝臓:慶應義塾大学病院、順天堂大学医学部附属順天堂医院、自治医科大学附属病院(18歳未満限定)。
すい臓:東京女子医科大学病院、東京医科大学八王子医療センター、藤田保健衛生大学病院、獨協医科大学病院。
小腸:慶應義塾大学病院。
(腎臓は略)

2017年度版 / 2016年度版 / 2015年度版 / 2014年度版 / 2013年度版 / 2012年度版 / 2011年度版

Vol.10:
iPS細胞の特許めぐる争い決着/未承認の幹細胞治療「安易に受診しないで」/幹細胞/ES細胞とiPS細胞/体性幹細胞
Vol.09:
B型肝炎訴訟和解へ/B型肝炎とは/訴訟の論点/B型とC型/フィブリノゲン製剤とC型肝炎
Vol.08:
イレッサ副作用訴訟和解勧告/イレッサとは/間質性肺炎/分子標的治療薬/分子標的治療薬いろいろ
Vol.07:
エイズ予防国産ワクチン臨床試験へ/HIV/AIDS/センダイウイルス/AIDS治療薬ARV/ARV薬と特許
Vol.06:
臓器移植法改正の効果/臓器移植法の主な改正点/意思表示カードはなくならない/移植の現状/移植可能施設
Vol.05:
新型インフルエンザ:WHOの「ポストパンデミック声明」/新型インフルエンザ:厚生労働省のスタンス/A香港型の復権/新型インフルエンザ再び急増/2010年度のインフルエンザ・ワクチン接種
Vol.04:
COP16で「カンクン合意」/COP15/国連気候変動枠組条約/京都議定書/温室効果ガス
Vol.03:
体外受精技術にノーベル賞/体外受精への異論/体外受精の現状/代理出産/着床前診断
Vol.02:
ノロウイルス流行本格化/ノロウイルス感染症の症状/ノロウイルスの性質と予防法/ノロウイルスによる食中毒の原因食品/ノロウイルス、名前の由来
Vol.01:
島根で高病原性鳥インフルエンザ/インフルエンザのABC/HとN/ヒトに感染するA型インフルエンザ/鳥インフルエンザのヒトへの感染