現役東大生理Ⅲブログ

東大生TMNブログ~受験生活編Vol.4~ 2010年9月

受験生活編|現役東大生理Ⅲブログ

■ 計画

過去問の演習を進める

■ 使用した教材

東京大学の過去問25カ年シリーズ(自分で切り貼りし、年度別に整理しなおしたもの)

夏休み明けから過去問の演習に入る、というのが受験勉強に入ってからの中程度の目標で(大きな目標はもちろん合格することです)、これを大きな柱にして逆算を繰り返し、年間のスケジュールを立てていました。

過去問の演習に入った時、それを有意義にするだけの基本的な学力は備えておきたかったのです。それだけに、いざ夏休みが明け、そして計画通りに過去問の演習に入ることができたときにはなかなかの達成感を感じたのを覚えています。計画通りに事を進めることに快感を覚えるというか、むしろ計画通りに事が進まないことが気に入らないというか、そういった感覚は受験勉強では大切な気がします。

過去問の演習ですが、どれだけ実際の入試に近い形で行うことができるかが非常に重要だと思います。まず挙げられるのが解答用紙です。問題に合わせて回答欄が作られる英語はある程度しかたないにしても、国語(とくに現代文)は回答文字数に指定がない分、回答欄の大きさそのものを知っておくことが大切になります。数学の白紙にはまだなじみやすいかもしれませんが、理科の罫線には慣れておかないと抵抗感を感じるでしょう。いくら問題が解けたとしても、それが採点されるのは解答用紙上のことであって、解答用紙を仕上げる段階についても対策はきちんとしておくべきです。私は予備校の模試の解答用紙を実際と同じ大きさでコピーし、自宅に十分な枚数をストックしておきました。もうひとつこだわったのが、過去問を年度別にまとめた状態で解くということです。東京大学の過去問25カ年では問題が分野別に並べられており、年度別に解きたいときは巻末の索引を用いるというかたちになっています。しかし本番では索引を引くようなことはないし、そもそも問題用紙は紙の状態で渡され、本の状態ではありません。このギャップを埋めるために、25年分をすべてコピーし、切り張りしなおし、年度別にまとめなおすという作業を行いました。今にして思えば各年度の青本赤本をオークション、古本屋等で買いそろえたほうが手間はかからなかったのではないかとも思いますが、いずれにせよ元の冊子をコピーし、問題をコピー用紙に落としてから解くというのは感覚的に重要だと思います。なんだか細かいことに固執しているような気がしないのでもないのですが、私のようなボーダーライン上の受験生がぎりぎりでラインを越えるには、やはり細部にこだわらざるをえないのではないかと思います。過去問の演習で出てきた自分の穴は科目に関係なく全部をまとめて1冊のノートにまとめ、試験の際に見直しやすいようにしました。

解き始めの段階では解答用紙には慣れないわ、問題文の意味は取れないわで悪戦苦闘しっぱなしでしたが、習慣とは怖いもので、回数を重ねるうちに過去問に取り組む際の(とくに解き始めの)嫌悪感のようなものは少しずつ軽減されていきました。

私は最終的に過去問を、繰り返しを含めてノベ40年分解くことになります。これが多いのか少ないのか、そもそも適当な量なのかすらわかりませんが、私に至ってはこのくらいの演習で問題や解答用紙への抵抗感は気にならないくらいになりました。過去問の演習では答え合わせにそれなりの時間がいる(繰り返しになるかもしれませんが、問題演習で大切なのは正解することではなく、間違えた部分を確実に抑えることです)ため、平日で2日を要し、休日でも1日仕事になります。そう考えてみると受験期を通じて大体2ヶ月間は過去問を解いていたことになり、我ながらなんじゃこりゃという気分です。しかし実際問題として過去問は最も効率のいい教材でしょうし、時間をかけて損はないと思います。