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現役東大生理Ⅲブログ

東大生TMNブログ~大学生活編Vol.73~ 2015年9月

大学生活編|現役東大生理Ⅲブログ

2015年9月(大学生活)

暑さも一段落、と安心してよかろうものでしょうか。夏休みはだいたい仙台の実家で過ごして、そこを拠点に青森やら岩手やら東北のあちこちを巡ってみました。灯台もと暗しというか、これまで知らなかったわりに心揺さぶられるスポットが多くて、あるいは大自然系の観光地に自分が適応してきたのかなあとも思いました。移動は主に電車でしたが、駅に貼られた木村文乃さんの「行くぜ、東北。」というポスター、あれを見かけるたび「いるぜ!」と一人つぶやいて悦に浸っていました。

休み明けからは卒試・国試のペーパー三昧なので、それは置いておいて、去年から1年半の病院実習で、自分なりに学んだことを書いてみたいと思います。実習という場でいかに学ぶか、みたいなことです。

大前提として、学び以前のレベルで、その場になじむことが必要だと思いました。学生は2、3週でコロコロと実習科を変えていくわけですが、世話していただく先生方にとってはその科が日常です。日常としてすでに出来上がっている流れに、はじめ異物だった学生がなじんでいく、それが出来るか出来ないかで学びの深度が全然違う気がします。医学とか知識とか、その前にやっぱり人間どうしの関わりです。そして往々にして、無機質ではない、人間味を帯びた知識ほど定着しやすいように思います。場になじむために、まずは落ち着いて、自分がその場に存在することに全体が慣れるのを待つとすんなりいくように感じました。自分が自分が、という主張はその後でも全然遅くないと思います。

そうやって関係性の土台を造った上で、どう関わるかということが問題になります。学生の目的は先生から学べるだけの知識を学ぶことにあるわけですから、上手いやり方を考えなくてはいけません。結論から言えば、自分の考えをできるだけ言葉にして伝えた方が上手くいくと感じました。これ、それ、あれ、どれで通じる家族とは違います。例えば「学生さん、これの理由はわかる?」みたいに質問をされた時、たとえ答えがわからなくとも、自分の考えた道筋を伝えれば、先生の返答はそれを踏まえたものになります。0の状態から始まる解説よりはよっぽどテーラーメイドされていて、わかりやすいはずです。逆に自分から質問をする際も、自分がどういうことを考えてどこの部分を疑問に思っているのか、それが伝わらないと答える側も何を言えばいいかわかりません。とにかく何かを口にするとき、単発の知識としてではなく、考えの流れとして示せばいいのだと思います。質問に関しては実習期間中ずっと意識していて、ポイントをついて情報量の多い答えを引き出すとか、あるいは議論の枠組を広げるとか、そういうのがいわゆる良い質問なのだと思いました。どういう質問をたてるかを聞けば、だいたいその人がその分野に関してどれだけ考えているかわかる気がします。

最後に、こういうやりとりの全部が多忙な臨床現場で行われる以上、考えたことをそのまま話しては時間が足りません。質問への解答を組み立てる上で、あるいは自分の疑問点を提示する上で、必要十分な情報を付け加えるのが理想です。いつしか先生に質問する前に頭のなかで予行演習するのが癖になって、そのまま自己解決することも少なくありませんでした。要は論理です。

何事も論理で済むとは絶対に思いませんが、バックグラウンドの違う人間同士が関わる上で、やっぱり役に立つ道具だなあと実感しています。

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