現役東大生理Ⅲブログ

東大生TMNブログ~大学生活編Vol.61~ 2014年9月

大学生活編|現役東大生理Ⅲブログ

私事ながら帝王切開の生まれで、というのも4000超の巨大児だったためで、母は悪阻にむくみで散々だったそうで、まったく頭が上がりません。経腟神話なる言葉も聞くは聞きますが、かのジュリアス・シーザーはこの生まれらしく、「女の股から生まれた人間には殺されない」的予言を受けたマクベスを倒したのもまたこの生まれで、何となく得意気です。医師が使う俗称ってL(=leukemia:白血病)なりTB(=tuberculosis:結核)なり枚挙にいとまないのですが、中でも帝王切開を指す「カイザー」はど直球で、聞くたびにやはり得意気です。

というわけで、産婦人科を回っているこの頃です。とにもかくにも幅広で、お産が済んだと思えば子宮全摘術、妊婦健診の後には不妊治療が続きます。内科的にも外科的にも患者さんと関わることになり、先生方からは忙しくも充実した様子が伝わってきました。生まれたての赤ちゃんを見るのって初めてで、すごい泣いているとか胎脂でべっとりとかああ男の子かとか、そのままの感想しか浮かびません。赤ちゃんと対面した瞬間のお母さんの表情なんて、ちょっと言葉にならないです。

長期休みに中高の友達と遊べば話題に上るのは結婚して子供を産んだ同級生で、第三者として話の種にさせて頂く分には楽しいのですが、いざ自分に跳ね返らせると複雑です。医学部を出れば24歳、初期研修を終えて26歳で、専門医を取るのが30歳くらい。一人前になるのは幾つ? たとえば大学院に入ったら? ある程度見え透いたレールではありますけれども、やっぱりスパンの長い話で、目標からの逆算が最短距離だとわかってはいてもといいますか、人生設計なんどの話は敏感に避けてしまいがちです。

やっぱりローマは一日にして成らずでしょうか。