現役東大生理Ⅲブログ

東大生TMNブログ~大学生活編Vol.6~ 2010年11月

大学生活編|現役東大生理Ⅲブログ

芸術の秋、読書の秋、食欲の秋、スポーツの秋、のはずでした。寒いです。これは、確実に、冬です。出身が仙台ですので、もちろん冬は雪も積もりますし、寒いのは甚だしいです。しかし秋は、暖かい日差しと心地よく肌に刺さる冷気とが折り合って、過ごしやすさはとんでもないです。ましてビルに囲まれた町、東京においてはヒートアイランド現象も進行しているわけですし、秋なんて半袖でもいけるんじゃないかぐらいの認識でいたわけです。それがこの寒さですから、肩すかしをくらった気分で、どうにも東京とは肌が合わないようです。

今月は少し趣向を変えて、お天気の話題から入ってみましたが(イギリス人と同じですね)、10月から始まった大学の冬学期も1カ月が経過し、だいたいどの授業にも慣れてきました。この文章を書くにあたって先月の分を見返してみたところ、自分のテストの点数のまずさの主張に終始していて、とくに中身のない文章であったので、今月は少しくらい中身が生まれるように冬学期の授業を受けた印象というか感想というかをいくつか書いてみようかと思います。

●翻訳論(選択科目)
冬学期で取った授業の中で、最も当たりでした。日本の文学が英語に翻訳される際にどういったことが起こるのかをみていくのですが、その過程で日本と西洋の文化の差異だったり、逆に英文学を日本語に翻訳する際の訳者の工夫だったりにも触れることができます。

 とりわけ、For the spring is really springing.(「くまのプーさん」)という英文を石田(石井?)桃子さんが訳した「はるがほんとにきたんだだんだ」には衝撃を受けました。英語の言葉遊び(springの名詞としての意味と動詞としての意味の違いを利用して韻を踏んでいるのです)をこうも上手く日本語に落とせるものなのか、とびっくりしました。ちなみに、授業ではこの英文をまず生徒が訳すことになっていたのですが、僕の訳はそのばねはほんとうにばねばねしているのだからでした。Springちがいでした。

●精神分析学(選択科目)
この授業も相当に当たりだった気がするんだだんだだんだ。精神分析学の医学的な方法論をやるわけではなくて、歴史的な理論成立(フロイトとラカンが主です)の過程を学ぶわけですが、僕自身の興味と被っていることもあり、どんどん体系的な知識が入ってくるのが感じられます。けれどもいいことづくめなわけではなくて、この授業では先生が板書を取りません。簡単な要約のプリントを渡されるだけです。あとは先生の独壇場で、ずっとしゃべりっぱなしです。90分の授業中、生徒は修羅場で、ずっとメモをとりっぱなしです。さらに悪いことに、これは5限(16:20~17:50)の授業なので、体力的にはまずいことになっているわけです。眠いわけです。虎穴に入らずんば孤児を得ず、ですね。

●基礎化学実験(必修科目)
実験はつらいものです。予習として実験の目的や手順をまとめたノートを作らなくてはいけないし、やる内容自体も基礎的であるがために実生活からかけ離れていて、「これやったからって現実で役立たないでしょ」というあるあるに陥りがちです。実験用具の名称もわざわざ横文字で書く必要がないようなものばかりでいらいらします。ミクロスパーテル、なんてどんな精密機械なのかと思っていたら、ただのさじです。「ミクロスパーテルを用いて・・・」とか本当にやめてほしいです。

しかし、空けない夜は無いようで、面白い実験もありました。スペクトル観察です。レンズを覗きながら回転させていくと、色とりどりの縦線が現れてくるんです。どの角度で縦線が見られる、みたいなのはある程度分かっているわけですが、なかなか見つかりにくい縦線もあるわけで、そこをどうにか見つけるわけです。トレジャーハンティングです。砂浜で綺麗な貝殻を探すような、わくわくする実験でした。

大学では、こんなに楽しい授業を受けることができます。胸がおどりますね。

  • 上野動物園にいってみた
  • オカピーがいた
  • コビトカバもいた
  • ジャイアントパンダはいなかった ・
  • おしい!
  • バクになりたい
  • 妙に現実味のある夢を見る
  • 高校の時の嫌いな人に壇上から罵られる夢とか
  • バクに食べてもらいたい
  • 明治神宮にいってみた
  • 道が広い
  • とても広い
  • すいすい歩けた
  • 爽快!
  • 辛い授業中に俳句やら詩やらを考えた

*ひよこが ひょこひょこ あるくのならば にわとりは ひよこひよこ あるくのだろうか

*しあわせをかぞえてみよう。 ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ、いつつ いけない、いつつになってしまった!

*とろろかけ ごはんをたべる ととろかな

一番下がわりかし気に入っています