現役東大生理Ⅲブログ

東大生TMNブログ~大学生活編Vol.50~ 2013年10月

大学生活編|現役東大生理Ⅲブログ

無花果はノスタルジック。おばあちゃんの作る甘煮は小さい頃から大好きで、そのうち母が引き継ぐようになったものが、毎年この時期に届きます。甘ければ甘いだけ懐かしく、花の無い果実という名前がそもそも切なげで、一口が何倍にも感じられます。

彼岸花は寝入りばな。埴沙萌さんの『植物記』(福音館書店)は植物を好きで好きでたまらない想いが滲みでる一冊、説明のいちいちが洒落ています。“ヒガンバナは、花をひらくときには葉がない。花は、自分の葉を見たことがない。葉が土のなかからでるときは、花が枯れたあとだ。葉は、どんな花が咲くのかを知らない”というの が殊更で、通学路の花びらが萎れていくのを見つめては、詩を読んだ後の透明感を味わうのでした。

神田川の向こう側が千代田区だということ、文京区民なのに、把握していませんでしたが、ときたま文京区千代田区共催の神田川クルージング(無料)に参加したところ、いい納得ができました。「はしまつり」と銘うっての企画だけあり、ライトアップに煉瓦の雅な万世橋聖橋水道橋……。両岸をうまく対照するガイドはニッチ心をくすぐって、すでに寒い夜風を感じながら、もうアーバンライフ真っ盛りです。

神無月とは裏腹に、追試週間の学校は幸運にも休みが続き、のんびり陰を踏むような毎日です。