現役東大生理Ⅲブログ

東大生TMNブログ~大学生活編Vol.45~ 2013年5月

大学生活編|現役東大生理Ⅲブログ

ご飯を食べて、あまちゃんを見て、イノッチも見てから学校に行くのがもっぱらです。人間の調子には日なり月単位の周期変動があるそうで、なるほど僕の場合はGWがその底で、そんなときこそ習慣性が役立ちます。

学部のカリキュラムをこなすにつれて、だんだんそれっぽいこともできるようになってきました。基礎科目づくめの去年だと、たとえば同窓会で「らしさ」を求められたとき、筋肉の英語名を言うことぐらいしかできませんでした。どこでも指すよう求められた人の9割は上腕二頭筋を選ぶので、結局biceps brachii一語だけで、解剖学用語辞典を装うことができるのでした。

そんなさもしさとも、今となってはお別れです。診断学実習で打診を覚えたからです。左手の中指を身体に密着させ、第一・第二関節の間を右手の中指で叩く。これだけの事ですが、一発ではうまくいきません。自分の胸などで試みて、聞こえるはずの音が聞こえない。手首のスナップを利かせて、指を垂直に振り降ろす必要があります。けれども的を外れる恐れから、なかなか速度を出せません。

先生の手本は違います。一振りごとに、ポンと小気味良い音が響きます。それでいて、なんとなくけだるさが出ている感じが、とてもかっこいいのです。改めて自分のそれを見てみれば、緊張した薬指と小指がピンと張っており、拙いオカマの真似のようです

実習時間も終わりに近づけば、怪しげながらも音が出て、そうなるとやっぱり面白い。胸を叩けばポン、腹を叩けばポン。これは肺や腸の中に空気が多いため。けれども体の右側で、胸から下に腹から上に叩いていくと、あるところで音の質が変わる。ヌッと鈍い、こもった音になる。それがぎゅっと身の詰まった肝臓で、結局はその位置や大きさが打診で確かめられたことになります。ちょっとそそる話じゃありませんか。

お医者さんごっこができるのも今のうち、多々叩きたいものです。