現役東大生理Ⅲブログ

東大生TMNブログ~大学生活編Vol.40~ 2012年12月

大学生活編|現役東大生理Ⅲブログ

僕も21です。政治はわかりませんが、ハガキが届いて、行ってきました初選挙。たかが一票ですが、オン・オフでいえばオンなわけで、開票速報も気になってしまいます。一国民になった実感と、まだまだ続く学生生活と、いささか板挟み気分です。

医学部の講義は一区切り。生化学、解剖学、生理学、薬理学、病理学などの基礎科目が終わり、年明け一か月は研究室に入って、4月になると消化器やら呼吸器やらの実際的な勉強が始まります。頑張れば頑張るほどわからなくなるのが勉強というものらしく、自分の薄っぺらさに嫌気がさすばかりのこのところ、映画の台詞にはっとしました。フェリーニの『道』です。

おれは無学だが何かの本で読んだ。この世の中にあるものは何かの役に立つんだ。たとえばこの石だ。(どれ?)どれでもいい。こんな小石でも何か役に立ってる。(どんな?)それは……おれなんかに聞いてもわからんよ。神様はご存知だ。お前が生れる時も死ぬ時も人間にはわからん。おれには小石が何の役に立つかわからん。何かの役に立つ。これが無益ならすべて無益だ。空の星だって同じだとおれは思う。お前だって何かの役に立ってる。アザミ顔のブスでも。

自分など生きていてもしかたがないと嘆く女主人公に、仲間の綱渡り師がかけた言葉です。いっそストーリーも省きますが、おれなんかに聞いてもわからんよ、これにやられました。わからないけど何かの役に立つ、そう言いきるのもありかもしれないと思いました。

親不知は痛む電気代はかさむ、現在進行形で忘れたいことも多い2012年でしたが、公平な目を向ければ、忘れたくないことも多かったはず。まったく私事ですが、来年は忘年会を忘れるつもりです。

よいお年を!