現役東大生理Ⅲブログ

東大生TMNブログ~大学生活編Vol.35~ 2012年7月

大学生活編|現役東大生理Ⅲブログ

ななななんと、七夕でした。暑いです。よくわかりませんが、華氏だとどうなるのでしょうか。77度くらいでしょうか。ダルビッシュはオールスターに選出され(出場しませんでした)、パンダは生まれました(が、亡くなってしまいました)。星にせよ笹にせよ、いろいろとゆかりのある出来事が重なったことですし、織姫と彦星がまみえるように、たまには学校の話をしたいと思います。

ここ一月ほど、神経解剖学にしろ生理学にしろ脳に触れる機会が多く、どこがどういう形で何をしているかぐらいはわかるようになりました。脳と聞いて思い浮かぶのはしわしわの外見でしょうが、メジャーなしわについては誰でも同じだという事実にまず驚きました。実習室で目にした実物はあまりにも豆腐のようで、何度『ハンニバル』を思い浮かべたかわかりません。

ちょっと話はずれますが、唾液腺にせよ甲状腺にせよ、腺という漢字はなんとも医学っぽいもので、ついつい腺維なんて書けば途端にグロテスク・リアリズムの仲間入りです。葉とか叢もそれっぽい。そしてなにより、野はそれそのものと言っていいくらいです。体性感覚野(頭のてっぺんの、やや後ろ)なんて、すらすら言えるだけで頭が良くなった気がします。ブローカー中枢、ウェルニッケ中枢(これだけでインテリです)といえば言語野ですが、これはもっぱら左脳にあるそうで、理性的な左脳、感覚的な右脳なんて通念にも当てはまります。右利きが多いこととも関係があるそうで、おっと、僕のブロードマン4野(1次運動野)がうずうずしてきましたよ。

さて、そんな脳と並行して微生物の実習もありまして、赤痢菌、サルモネラ菌、コレラ菌と、思い出すだけでもお腹を壊しそうな毎日でした。人間の生理なども単純な細菌の研究から明らかになった部分が多いらしく、カチャカチャと鍵穴が開いて行くような、緻密で論理的な実験が多かったのが印象的でした。とりわけ寒天培地は練りに練られていて、糖から酸ができアミノ酸からアルカリができる原則の下、栄養と指示薬の絶妙なバランスが保たれているのでした。

そしてまた、赤白黄のコロニーが綺麗なんです。天の川みたいで。