現役東大生理Ⅲブログ

東大生TMNブログ~大学生活編Vol.13~ 2011年5月

大学生活編|現役東大生理Ⅲブログ

ゴールデンウィークもUターンラッシュの盛を迎え、そうぬくぬくとしていられるわけでもなくなりました。そもそも今日(5/6)はゴールデンではなく、平日であって、今朝になってそういえば!と、寝耳に水の思いでした。ねみみにみず、"み"が多いですね。ねみみみみず、こうしてしまうと、ぽぽぽ~ん臭がしますね。

それにしても暑いです!街を歩いていても、Tシャツ姿の人が多く見られます。僕の知っている5月はこうじゃありません。ぬくいんです。ぬくさゆえに五月病にもなるんです。去年の今頃は五月病で悶悶していたのですが、今年は全くその気が起きません。なんというか、バケーションの気分です。僕は暑い!と思うたびに「熊谷では…」と思いを馳せがちなのですが、今年はそればっかりです。渋谷のセンター街では31に異様な列が出来ていたのですが、当然です。口の中でハジける系のとか、そりゃ食べたくもなります。アイスクリームといえば、先日見た映画の中に I scream , You scream, We all scream, for ice cream. との台詞がありました。大勢でひたすらシャウトを繰り返すのですが、韻を踏んだだけの無意味な語句の羅列と相俟って、無性に愉快な気持ちになりました。アメリカンです。シャウト系男子になってみたいものです。

ちょっと映画の話が出ましたので、最近見た映画の、といっても名作との評価が確立したものばかりなのですが、感想というか嘆感というか、書いてみます。

まず「雨に唄えば」(さみだれを あつめてはやし 最上川 …雨に詠えば)。とにかく愉快なミュージカル映画です。苦悩とか懊悩とか不条理とか、そういった重苦しいものとは無縁です。人間の心理とかじゃないです。とにかく歌があって踊りがあって、それで楽しければいいじゃないか、そんな映画です。I'm singing in the rain, just singing in the rain♪ の主題歌は「時計じかけのオレンジ」なんかでも使われている名曲です。読後感(視後感?)がウキウキで、ほんとうにウキウキなんです。ウキウキして、思わず顔がニヤニヤして(ニヤニヤ王子!)仕方がない、これが感想、直感です。「フォレストガンプ」とか「スティング」とか、そんな感じで、とにかく、爽快です。

反対に、見終わったあとにやるせない、でもどこか清清しい、いやいやそんなはずもなくて憤るばかりだ、みたいなぐっちゃぐちゃな気持ちになったのが、「カビリアの夜」です。フェリーニの作品だと「道」(主題歌は、五輪の高橋大輔選手のFSで用いられました)が有名で、これもぐっちゃぐちゃ系なんですが、まあ、どちらも、甲乙つけがたくぐっちゃぐちゃです。ただ、とにかく言えるのがジュリエッタ・マシーナ(フェリーニ監督の細君です)の超個性的な風貌、そこに現れる美が、ぐいぐいと作品に引き込みます。そして、そのあげく、ぐっちゃぐっちゃになるわけです。

邦画では荻上直子の「トイレット」。この監督の映像の撮り方が大好きで、あと小林聡美が大好きで、もたいまさこも、まあ好きで、「かもめ食堂」とか「めがね」とか、気に入っているのですが、この作品には、小林聡美は出演していません。もたいまさこ主演といって差し支えないでしょう。そこはその、がっかりですが、ただ映像はやはり奇麗で、練りに練られた構図には息をのみました。出演者がほとんど外国人、セリフもほとんど英語(字幕)で、「輸入物の邦画」はこうなるのか、と新鮮に納得しました。この映画についても一つ印象的な台詞がありまして、"I'm not a fake" これにはズキンとやられまして、無気力な時に口ずさむと、本物でありたい欲、がうまいこと刺激されて頑張り始めるきっかけになったりします。

もうひとつ邦画で「キャタピラー」。寺島しのぶが銀熊賞をとった映画ということで、ずっと注目しており、ようやく新作としてレンタルされているのを見つけたので借りてみたのですが、まあ、見なければよかったです。江戸川乱歩は読書経験が無く、なにか思いつくものを引っ張ってこようとすると、江戸川コナンくらいしか出てこないのですが、今後読むこともないかもしれません。先日友人と何か映画を見ようかとの話が出た時、僕はこれを薦めてみたのですが、その提案が却下されて本当によかったです。トムクルーズの映画はたまらなく面白くありませんでしたが、本当によかったです。あともうひとつ、危うく親と見そうになった局面もあったのですが、これも切り抜けられて本当によかったです。人と見る映画じゃないです。一人でもちょっと。となるとどうやって見る映画なんでしょうか?

みたいに、生半可な知識で映画とか、或は文学とかを語りたくなってしまうのが大学生なんです。